太陽光発電でよくあるトラブルとその対処法について紹介！

エネルギーの高騰の影響やエコな暮らしを実現したいと考えて、太陽光発電を設置したと考えている人が増えています。しかしトラブルが起きてしまうことが心配で、設置を悩んでいる人もいるのではないでしょうか。今回はどんなトラブルがあるのかの事例と、トラブルの回避方法や、業者選びでチェックすべきポイントなどについて紹介します。

太陽光発電の設置でよくあるトラブル事例

どんな機械を使用するにあたってもトラブルが発生してしまう可能性は少なからずあります。トラブルが起きたときに慌てないためにも、設置をするとどんなトラブルが起こりうるのか事前に知っておくと安心です。太陽光発電の設置でよくあるトラブル事例について紹介します。

自然災害

近年日本では地震や台風などの自然災害が頻発しています。いつ起こるか予想できない現象ですが、もし地震があった場合は、太陽光発電の設備が揺れによって落下したり、土砂崩れで破損したりしてしまう場合があります。

台風で強風に太陽光パネルがあおられて吹き飛ぶこともあるでしょう。予測のつかない自然災害にも万が一のために備えて、施工実績のある信頼できる業者にしっかりと基礎固めをしてもらって設置しましょう。

水没

大雨の影響で川が決壊したり、異常な降水量によって機械が水没したりなどもあります。水没後も発電を続けるため触れてしまうと感電の恐れがあるので、水没後は近づいたり、触ったりするのは絶対に避けましょう。

反射光によるご近所のトラブル

発生するトラブルとして一番多いのが近隣トラブルです。なるべくトラブルが発生しないように設置にあたって周囲への配慮が必須です。

太陽光パネルの光が近隣の住宅に反射することによって、住んでいる人がまぶしく感じることや、室内の温度が高温になり、トラブルになってしまう場合があります。

騒音によるご近所トラブル

発電した電気を家庭内で使用できるように、変換する機器であるパワコンはわずかではありますが、モスキート音や運転時に音を発します。音が聞こえると不快感を与えてしまうためトラブルに発展する場合があります。

落雪

雪の多い地方に住んでいる場合は、落雪によるトラブルも多いので注意しましょう。太陽光パネルに降り積もった雪が一気に落下してしまい、周辺の住宅や自動車を破損させたり、近隣の住民にけがをさせたりしてしまう場合もあります。

電磁波

スマートフォンやタブレット、家電製品など日常に欠かせない家電製品は微量の電磁波を発しています。電磁波を全く浴びずに生活することは現代ではほぼ困難ですが、電磁波に対してよくないイメージを持つ人もいます。

太陽光パネルを設置されたことにより、電磁波を多く浴びるようになったと感じ、自分の体調不良の原因であると思ってしまう場合があるようです。実際に電磁波に対して敏感な体質な人も存在するため、設置前に近隣に承諾を得ると安心でしょう。

業者トラブル

発電量が説明より少なかったり、安全対策に必須な工事を省いて安く提供していたり、事実とは異なる説明をして契約をする悪質な業者も存在します。

ずさんな設置によりパネルの落下や、設置工事によって屋根が傷み、雨漏りするようになってしまった事例もあります。

太陽光発電で起こりうるトラブルの回避方法

トラブルが起きないためには設置前の下調べや準備が重要なポイントです。トラブルが起きないためにはどうすればよいのか説明します。

業者トラブルを防ぐためには

複数の業者に見積もりをとり、信頼できる業者に依頼することが大切です。自分の家に設置をした場合どのくらいの発電量が見込まれるのか、費用の総額がいくらくらいになるのか相場を確認しましょう。

価格の安い業者に依頼をしたくなりますが、あまりにも安い場合は、後から高額な料金を請求されたり、性能のよくない旧式のパネルを使用されたりする場合もあります。見積もりの項目までチェックしましょう。

これまでに住んでいる地域での実績もあり、設置トラブルや屋根トラブルがないか口コミなども確認をして、信頼と実績があり、安心できる業者を選びましょう。

ご近所トラブルを防ぐためには

設置する場合は、事前に近所の人への説明と承諾を得ることがとても重要です。ご近所づきあいがないと説明を面倒に感じてしまったり、大丈夫だろうと自分だけの判断で設置してしまったりすると、トラブルが発生してしまいます。

反射光は近隣へ影響がないかシミュレーションしてデータをとることも大切でしょう。設置前に近隣に説明をすればトラブルが防げることも多くあります。近隣への説明を丁寧に行ってくれる業者を選ぶのもよいでしょう。

太陽光発電を設置する業者選びが大切

太陽光パネルを設置する場合は業者選びが大切です。事前にどんなポイントをチェックすればよいか説明します。

実績があるか

これまでに太陽光パネルの設置の実績がない場合、工事に不慣れであったり、知識が不足していてトラブルが起きてしまったりなどが考えられます。これまでに実績のある業者かチェックしましょう。細かな説明までしてくれて、疑問点をすべて解消してくれるかもよく確認しましょう。

見積書は詳細であるか

信頼できそうな業者をいくつか見つけたら、複数の業者から見積もりをとりましょう。総額と明細を確認して必要な工事が省かれていないか、設置される機器の型番や性能も確認しましょう。

大まかな金額しか記されていない場合は、後から追加料金を請求する業者もいるので、詳細な見積もりか確認しましょう。

保証内容

故障や、自然災害が起きた場合にどこまで保証されるのか事前に確認をしましょう。

アフターフォローがあるか

トラブルが起きたときのサポートや、定期点検を依頼できるかなども長期的な利用を考えたときに重要なポイントです。

まとめ

太陽光発電でよくあるトラブルとその対処法について紹介しました。自然災害によるトラブルや、ご近所のトラブルなどが多いことがわかりました。自然災害は予測のつかない現象ですが、強風などに備えて基礎をしっかりと固めて設置することが大切とわかりました。

反射光や音によってご近所トラブルが発生する場合も多くあるので、設置前の周囲への説明と承諾を得るのも重要なポイントです。設置後のトラブルを少なくするためには、実績があって信頼できる業者に依頼することが重要でした。

正しい設置方法をしていて、アフターフォローと保証内容が十分な業者へ依頼をしましょう。